2008
雨ざらしの長さ3
04/08

人それぞれで雨ざらしのイメージが違う。
私の想定する雨ざらしは図の上段のように、薪を割ってから焚くまでの大部分を雨ざらしにしようとするものではない。
下段の通り、薪を割った直後の初期段階の雨ざらしが有効なのであって、その後は積んで屋根をして保管。やはりこれが大原則だと思うのだ。
その意味なら、私の雨ざらしは「推奨」かと言えば、少し違う。
むしろ「許容範囲」と捉えている。薪割りした後の最も合理的な雨ざらしの許容範囲はどこなのか。半月なのか、1ヶ月か、2ヶ月が限度なのか?そのしくみも含めていろいろ探っているわけだ。
たぶんそれは季節や環境にも左右されて一律には言えそうにない。せめて虫の活動が活発だったり草木がぼうぼう生える時期の雨ざらしは避けた方がいいと思うし、ジメジメ高温の時期よりは乾燥して低温の方がより長い雨ざらしが許容されるだろう。それに土に直接触れての「野ざらし」は論外だ。区別してオススメしない。
あの
「薪は土用まで雨ざらし」というフレーズも、果たして雨ざらしの「推奨」か?
私には「許容範囲」に思えて仕方ない。土用までとはずいぶん長くゆるい許容範囲だが、このゆるさが心地よく、語呂も良いので一度聞いたら忘れないのだな。もし「薪は一滴たりとも濡らすまじ」なんてフレーズだったらなんとも完璧主義で、強いられる苦労を想像すると覚えてなんかいたくない。
でも同じ言い伝えるなら、
「はじめ推奨、許容範囲のなかに限度あり。土用を過ぎたら自分が濡れても薪は濡らすな。」。
これから経験を積んでもっと気の利いたフレーズをひねり出すとして(笑)、自分の子供にはこんな意味のことを伝えようか。
【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 00:42 】
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2008
薪の重さを量る5
04/02
「薪の重さを量る」シリーズの5回目。
ナラを半割にして、片方はすぐに薪棚へ。もう片方は屋外に放置して土用まで雨ざらし。この2つの薪の重さを比較しているのが下のグラフだ。
雨ざらしを中止した以降は両方とも同じ薪棚で保管してきた。

もともとの重さは3.13kgと3.04kg。実験10ヶ月で薪棚の薪は79%、雨ざらしの薪は77%に減った。この2%(約60g)の差をもって、雨ざらしの薪の方がよく乾くと言えるのか?、それとも単なる誤差か?
それに私は
「平衡含水率」のことも知った。途中経過にバラツキはあっても最終的にはどちらも同じ含水率になる。とするなら雨ざらしによって流れたり分解して失う成分があればその分だけ重量はより減っても不思議でない。結果、含水率はどちらも同じかもしれない、という想像もできなくはない。
「雨ざらしの薪の方がよく乾く」とはどういうことか。もう少し様子を見ていこう。
さて、1月と2月に重量が増えているのは寒さと積雪の時期に重なる。放湿より吸湿が上回るからだろうか。春の乾燥期になればもとの曲線に戻っていく。
10ヶ月の長い目でみると、当初の雨ざらしで増える水分量なんて一時的なもので、乾燥期間をたっぷり取れば取るほどグラフの上では微々たる変化でしかなくなっていく。ましてや1日2日雨に濡れたって影響はない。
そう考えればこれからの春の薪づくりシーズンに、休日がうまく合わず、玉切りや薪割りが中断したまま2週間や1ヶ月放置することになっても大丈夫。慌ててシートをかぶせたり、無理な日程で日が暮れてまで作業を急がなくていい。上のグラフのように梅雨の全期間を雨に濡れても最終的にはきちんと乾燥すると思えば、日程的には無理せず焦らず、今日がダメでも次の休みにやればいい。余裕をもって安全な薪づくりを行うといい。
むしろ風通しと日当り、土に直接触れないよう気を配ることが大切だ。
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追記だ。
留意しておきたいのは、これはナラについての実験であること。
そして積まれる条件は加味せず、あくまで1本ずつ扱った単体での話。
大量に積んだ何立米もの薪の中では通気や湿気、日当りなど条件は複雑になる。
【 薪づくり・薪のこと | CO:2 | TB:0 | 18:41 】
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2008
18kgの薪2
03/25
アンコール(触媒機)は本来、薪を炉内一杯に入れる焚き方ができる。
トップローディングで上からたくさん薪が入る、最大燃料容量は18kg、一度の給薪で下から徐々に燃えて長時間燃焼が可能。
さんざん自慢している通りだ。
だが一方で、私が持っている全P47の取扱説明書には
「薪を一杯に詰めるな、薪がアンダイアンより上になるな、コンバスターを壊すぞ」と、まるで正反対のことがP20に書いてある。
私は最初この注意書きをそのままその通りに受け取った。アンコールに薪をたくさん入れてはいけないのだと。しかしアンダイアンを越えない量とは最大燃料容量の半分にしかならない。さんざん自慢することと違う。給薪のたび、この矛盾が不思議でならなかった。
すると
「18kgの薪」の記事のコメントで良いヒントをもらった。
「薪を一杯に詰めるな、,、」は仕様上の基本情報ではなく、そうした事例に対するワンポイント注意で日本独自に書き添えられたものではないか。
確かに薪を一杯に詰めたとして、取扱説明書の手順通りにグリドル中央の温度計で燃焼回復を待っていたら、温度計が動く頃にはほとんどの薪に火が回わってしまう。さらにダンパーを閉めてからも空気調整レバーを「開」でいれば、ゴウゴウと満タンの薪が燃えてそりゃ過燃焼にもなるだろう。
大切なことは「大量の薪が一度に燃えると高温になってコンバスターを壊しますよ」、そういうことだ。薪をたくさん入れての長時間燃焼はそんな高出力で焚くものじゃない。下の薪から徐々に中〜低出力での燃費運転が前提なのだ。
せっかくワンポイントで注意書きがあっても、説明足らずでそのままでは矛盾するものだから少しも理解につながらないじゃないか。
ではアンコール自慢の長時間燃焼は、どのタイミングでいつ薪を一杯に詰めるのだ?
アンダイアンを越えない適量の薪で燃焼が回復するのを待った後、ダンパーを閉める段階で薪を一杯に追加する?
それとも馴れてくれば空気量の調節だけで最初から大量の薪で焚き上げるのだろうか?
想像が想像を呼ぶばかり。
あくまで私の書くことだから、正しく知りたいと思えば専門家に尋ねるのが一番良い。
【 薪ストーブ | CO:3 | TB:0 | 00:02 】
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2008
最大燃焼時間
03/19
アンコール(触媒機)には「最大連続燃焼時間」(以下、最大燃焼時間)というものがある。仕様では約9時間だ。これは一定の含水率の薪を最大燃料容量の18kg入れて一定の空気で燃費運転させて出した数値らしいが、いまいち理解がかみ合わないこの最大燃焼時間というものについて、私は図のように(勝手に)区別して整理している。

最大燃焼時間とは「新たな給薪が必要になるまでの時間のことで、給薪した薪が再着火なしで速やかに燃え上がる状態」とある。(ファイヤーサイドのカタログより)
木っ端でなく小割中割程度の薪が速やかに燃え上がるのだから、熾きは少ないながらもある程度広げられるくらいの量が残っている。本体もそこそこに温かくなくてはならない。行為としてはあくまで「薪の追加」であって、焚きつけではないのだ。(これは私の解釈だ)
そして私は(3)の最大熾き火時間と区別する。
最大燃焼時間を過ぎても熾きはかなりの時間を残り続けるから、着火材やマッチを使わなくとも焚きつけることができる。その熾きが残り続ける限界が最大熾き火時間だ。行為としては薪の追加でなく完全に「焚きつけ」。
私が毎朝起きて焚きつけるのはこの状態だ。前夜の薪にもよるが翌朝までは楽勝。9時間以上の時もあり、それより先は焚きつけてしまうので確認したことはない。
有効暖房時間 < 最大燃焼時間 < 最大熾き火時間
こんな律儀な区別はあくまで我が家のイメージであって、人それぞれで住宅性能も焚き方も異なれば、感じる快適室温(有効暖房時間)も違う。話半分で何かの参考にするキッカケになればいい。
【 薪ストーブ | CO:0 | TB:0 | 11:58 】
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2008
シーズン終盤へ
03/13
今年の冬は終盤の寒さが長かったが、3月も中旬になってようやく朝の最低気温がプラスになってきた。氷点下を記録しないとさすがに暖かい。やっと寒い時期を抜けたんだと実感する。
薪ストーブの暮らしでいくら冬が好きになったといっても、春を待ちわびる気持ちに変わりはないものだな。


薪ストーブも大割でガンガン焚いた先週までがウソのようで、中割2本で十分な室温が得られる。熾きとなってからも十分暖かいので、次の薪の追加を忘れてしまう。
楽々の余裕で楽しめるこれからのシーズン終盤も結構好きだ。炉内もクッキングに使えるし、適度な薪の炎は美しく、ファイヤースクリーンが本当に欲しくなる。
当面は焚きつけの木っ端や小割づくりが欠かせない。暖かくなってくると朝、夕と1日2回の焚きつけが必要だからね。シーズン前半のように、コン、コン、コンとまた小割づくりが始まる。
大割ばかりの薪棚も、一つ二つと割って焚きたい分をその都度中割にしていく。大好きな薪割が毎日少しずつ楽しめて、さらに楽しさ倍増だ。
薪ストーブが楽しいのか、春がうれしいのか、
雪融けといっしょに心も開放されていく。
【 薪ストーブ | CO:0 | TB:0 | 12:34 】
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