CATEGORY -  薪づくり・薪のこと

2008
薪割り3年

05/07

次のシーズン4(2008年、冬)に向けて購入した原木は6トン。すでに昨シーズンの持ち越しが6トン、臨時収入としてリンゴ2トン、ナラ1トンの入手もある。
あとはひたすら割って運んで薪棚に積むだけ。
「わたしはすでに暖かい」
次の冬は約束されたも同然だ。



薪を割って3年。初心者の薪割りも少しはマシになったろうか。
一年に8トンくらいを割る私としては、これから残りの20年か30年か40年か知らないが、生涯に何百トンと割る計算になる。
70歳になった頃の薪割りとはどんな境地だろう。あるものなら早く見てみたい。

薪割り3年、まだまだ3年。




ただ今年は腰が痛い。
誰だって腰くらい痛くなるが、「重く、痛い」感覚は私には初めての経験だ。
薪割り3年にして私も一人前に「腰痛」の仲間入りか。


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2008
原木を入手4

04/17



果樹園からリンゴの木を入手だ。合計で2トンくらいか。
枝の剪定どころでない30cm級のリンゴの木の伐採。あの甘酸っぱい香りがして運んでいても楽しいのだが、しかし果たしてこんな太いリンゴが素直に割れてくれるだろうか?(笑)
ゴールデンウィークはグレンスフォシュで挑む。

ところで、果樹園では病害虫の防除のため石灰硫黄合剤の散布をするらしい。硫黄の成分と石灰の強アルカリで菌や害虫を死滅させるこれは必要な作業であるらしい。
私が出かけた時、まさにその作業の真っ最中。まるで温泉場のようなニオイはまさしく硫黄だ。
この硫黄成分はコンバスターに影響ないのか?それとも噴霧くらいなら問題にならないのだろうか?
アンコール(触媒機)の説明にも、コンバスターの説明にも、硫黄を含むものは燃やしていけないと書いてある。コンバスターの触媒作用とは化学反応であるわけで、その化学反応を阻害したり低下させるから硫黄は燃やしてはならない。
こんなことを疑問に思ったばかりに、石灰硫黄合剤を撒いたリンゴはコンバスターに悪いと言われてしまったらそれも困ってしまうが、気になるところではある。


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2008
原木の購入4

04/16



この春、原木の購入は6トンだ。
ナラばかり、といきたいところだが今回も「広葉樹まじり」で購入。やや安くなるわけだね。

私は原木を購入、または入手(タダ)するたび記事にする。
ちなみに2007年は春に6トン、秋に5トンを購入している。1年で11トンも購入したわけだ。
じゃあ1年で11トンも焚くのか?といえばそうではない。
薪が足りない心配はしたくないので、ドーンといつも多めに注文してしまう。さらにタダで入手する薪もあるので、当然、余った薪は次年度へ繰り越していき、それはより乾燥バッチリの薪を増やすことになる。
いずれ経験を積めばもっと少ない本当に必要な量に定まっていくだろう。それまではせっせと薪づくりに励むわけだ。

さて、原木が届いたら乾燥のためには1日でも早く切りたい。早速玉切り開始。
1日目午後 2トン
2日目午後 2トン
3日目午後 2トン
一人で黙々と作業してこんなペースで終了。

私の6トンの玉切りの場合、必要なガソリンは2リットル。
チェーンオイルも2リットル。
どちらも余るが、これだけ用意して向かえば十分。これは自分のための覚え書き。
ちなみに私のチェンソーはアメリカ製のカーツポーランCS220。
機種によってガソリンやオイルの消費量は違うだろうから参考程度だ。




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2008
雨ざらしの長さ3

04/08



人それぞれで雨ざらしのイメージが違う。
私の想定する雨ざらしは図の上段のように、薪を割ってから焚くまでの大部分を雨ざらしにしようとするものではない。
下段の通り、薪を割った直後の初期段階の雨ざらしが有効なのであって、その後は積んで屋根をして保管。やはりこれが大原則だと思うのだ。

その意味なら、私の雨ざらしは「推奨」かと言えば、少し違う。
むしろ「許容範囲」と捉えている。薪割りした後の最も合理的な雨ざらしの許容範囲はどこなのか。半月なのか、1ヶ月か、2ヶ月が限度なのか?そのしくみも含めていろいろ探っているわけだ。
たぶんそれは季節や環境にも左右されて一律には言えそうにない。せめて虫の活動が活発だったり草木がぼうぼう生える時期の雨ざらしは避けた方がいいと思うし、ジメジメ高温の時期よりは乾燥して低温の方がより長い雨ざらしが許容されるだろう。それに土に直接触れての「野ざらし」は論外だ。区別してオススメしない。

あの「薪は土用まで雨ざらし」というフレーズも、果たして雨ざらしの「推奨」か?
私には「許容範囲」に思えて仕方ない。土用までとはずいぶん長くゆるい許容範囲だが、このゆるさが心地よく、語呂も良いので一度聞いたら忘れないのだな。もし「薪は一滴たりとも濡らすまじ」なんてフレーズだったらなんとも完璧主義で、強いられる苦労を想像すると覚えてなんかいたくない。
でも同じ言い伝えるなら、
「はじめ推奨、許容範囲のなかに限度あり。土用を過ぎたら自分が濡れても薪は濡らすな。」。
これから経験を積んでもっと気の利いたフレーズをひねり出すとして(笑)、自分の子供にはこんな意味のことを伝えようか。

【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 00:42 】

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2008
薪の重さを量る5

04/02

「薪の重さを量る」シリーズの5回目。
ナラを半割にして、片方はすぐに薪棚へ。もう片方は屋外に放置して土用まで雨ざらし。この2つの薪の重さを比較しているのが下のグラフだ。
雨ざらしを中止した以降は両方とも同じ薪棚で保管してきた。



もともとの重さは3.13kgと3.04kg。実験10ヶ月で薪棚の薪は79%、雨ざらしの薪は77%に減った。この2%(約60g)の差をもって、雨ざらしの薪の方がよく乾くと言えるのか?、それとも単なる誤差か?
それに私は「平衡含水率」のことも知った。途中経過にバラツキはあっても最終的にはどちらも同じ含水率になる。とするなら雨ざらしによって流れたり分解して失う成分があればその分だけ重量はより減っても不思議でない。結果、含水率はどちらも同じかもしれない、という想像もできなくはない。
「雨ざらしの薪の方がよく乾く」とはどういうことか。もう少し様子を見ていこう。

さて、1月と2月に重量が増えているのは寒さと積雪の時期に重なる。放湿より吸湿が上回るからだろうか。春の乾燥期になればもとの曲線に戻っていく。

10ヶ月の長い目でみると、当初の雨ざらしで増える水分量なんて一時的なもので、乾燥期間をたっぷり取れば取るほどグラフの上では微々たる変化でしかなくなっていく。ましてや1日2日雨に濡れたって影響はない。
そう考えればこれからの春の薪づくりシーズンに、休日がうまく合わず、玉切りや薪割りが中断したまま2週間や1ヶ月放置することになっても大丈夫。慌ててシートをかぶせたり、無理な日程で日が暮れてまで作業を急がなくていい。上のグラフのように梅雨の全期間を雨に濡れても最終的にはきちんと乾燥すると思えば、日程的には無理せず焦らず、今日がダメでも次の休みにやればいい。余裕をもって安全な薪づくりを行うといい。
むしろ風通しと日当り、土に直接触れないよう気を配ることが大切だ。

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追記だ。
留意しておきたいのは、これはナラについての実験であること。
そして積まれる条件は加味せず、あくまで1本ずつ扱った単体での話。
大量に積んだ何立米もの薪の中では通気や湿気、日当りなど条件は複雑になる。

【 薪づくり・薪のこと | CO:2 | TB:0 | 18:41 】

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2008
薪小屋の崩壊

03/10



クルマで20分の薪置き場にある薪小屋が崩壊寸前だ。
先月(2008年の2月)は自宅のある市街地で約1.5mの降雪量があり、この薪置き場なら2mはゆうに越えたと思われる。なのに雪下ろしはしなかった。少し真面目に働いて休みが合わなかったせいもあるが、シーズン3は薪が十分にあって余裕だし、つい薪の管理に油断した。3月、久しぶりの休日に1ヶ月ぶりで様子を見に来てこの惨状というわけだ。





薪小屋は上からの雪の重みには耐えた。
だが大量の圧雪が屋根の後方で落ちる際に、ちょうどシーソーのような荷重となって屋根を持ち上げ、薪小屋を後ろから押し潰そうとした。こんな壊れ方をするとは、まさかそこまで考えが及ばない。
以前、薪小屋の図面をいくつか書いたが、雪の多いところでは通用しない。このことを追記しておこう。

積んであった薪は全部倒れて雪の中で氷づけ。
まあ、自宅にある薪だけであと3ヶ月は過ごせるからよいものの、もし薪が足りないとしたら冗談にもならない話。もっと頑丈な薪小屋、そしてこまめな雪下ろしは欠かせないね。






ちなみに井桁で両端を組んで自立する薪棚はビクともしない。大したものだ。トタン板を乗せてあるだけ。シンプルイズベスト。
これは冬越えの薪として来シーズン2008年の冬のための薪。今は雪に埋もれていて構わない。
この薪置き場の雪が消えるのは4月になるだろうか。

【 薪づくり・薪のこと | CO:1 | TB:0 | 14:54 】

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2007
薪はどうだ

12/26

「薪は集まったかい」
「今年は大丈夫かい」

私に対する周囲の挨拶がわりの会話はたいていこれだ。
私が薪を焚いて暮らしていることはみな知っていて、何か声をかけるとすればこんな調子。調子はどうだいってわけだ。

おかげで同じ勤め人でも甲斐性のある人はたくさんいて、
「あそこで木を伐ったからもらってくるといい」
「友達の山で木を伐るらしい。もらってきたらどうだ」
いろんなことを教えてくれる。

実際は出かけてみると、実らない話で終わることは多い。
紹介だけで当の山林所有者はまったく迷惑してたり、倒木して久しく腐って虫もついていたり、泥に埋まってチェンソーが使えなかったりと、とてもじゃないが持って帰りたくないことは結構ある。

また、薪ストーブとは室内にある焼却炉だと思ってる人もいて(笑)、迂闊な返事をしているとトンでもないものを持って行かされるハメになる。
シュレッダーの廃棄紙をもってけと迫る人がいたり、個人情報の重要書類だから燃やしてくれとか、廃棄したいレザー張りの応接セットが自宅前に届けられそうになったこともある。
焼却炉ではない。重ねて言っておく。

そんな話を笑いながらいると、また「薪はどうだ」と声をかけてくれる。
有り難いことで楽しいことです。

【 薪づくり・薪のこと | CO:2 | TB:0 | 00:37 】

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2007
原木を入手3

12/06



久しぶりに原木を入手だ。
ある伐採のおこぼれに預かることができたのだ。量的には軽トラ2往復。1〜2立米ほどだが、それでも嬉しい誤算、もともと予定してない臨時収入なので本当にラッキー。しかもナラばかりなのでますます幸せな気分に浸れるわけだ。もちろんこれは来シーズンの薪だね。

もっとも最近の私の薪集めは原木購入がメインだ。
春と秋に原木をトン単位でまとめて買って自分で割って薪にする。それが私には一番安上がりだし確実に薪を用意できるんだな。
確かに自力で集めればタダなんだが、タダの入手情報は不定期かつ不意にやってきて計算が立たない。ある年はうまくいって、ある年はダメだった、では暮らしていけないので、安定確保のためには毎年決まった量を決まった時期に購入するのがベストと考えたわけだな。

それでも今年までの3シーズンで大小8つの現場を紹介してもらい、そのうち5つの現場で原木を入手できた。計算すると3シーズンのうち1年分は自力で集められたことになる。
自分の力量からすればこれで上出来。
原木購入を自力の薪集めで補完しながら、楽しく自分のペースで薪集めができたらいいね。

【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 00:01 】

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2007
玉切りで雨ざらし

11/27

「雨ざらしとは、割った薪でなくて、玉切りにこそ有効かも?」

そんな思いつきがあったので、10月に購入した5トンの原木は玉切りした後、玉のままで1ヶ月の雨ざらしを行った。そうして薪割りをして12月までに薪棚に積めばいいと思っていたら今年は雪の方が早くきてしまった(笑)



雨ざらしについては、薪割り直後に雨に濡れることで細胞の硬化や導管の閉塞を防ぎ、水分の通導が確保されてその後の乾燥が進むのでは?、という仮説だ。
しかし一方で薪は雨に濡れると(濡らしすぎることによって)、見苦しい、汚れる、火力が落ちる、などが気になってくる。
雨ざらし効果に期待したいがでもあまり濡らしたくない、となれば、玉切りで雨ざらしにしたらどうだろう?というわけだ。

樹皮がついたままとはいえ、木口は雨にさらされているから急激に硬化せず導管もパックリ。樹皮で守られていればそうそう内部まで痛んだり見苦しくなるものでもない。割ればキレイな断面が現れる。
こうして玉切りで雨ざらしにしてから割って薪棚に積めば、水分通導の確保されたキレイな薪、と考えたわけだ。水中乾燥の原理も原木のままだしね。製材して柱のカタチで水に沈めたらやはり痛む気はする。
それに木も伐採から急激に薪にしないで、段階ごとにある程度の時間をかけて少しずつ環境に慣らしてやった方がいい、なんてそれもあくまで思いつき。



ちなみに、玉切りの雨ざらしで1ヶ月もすると木口に割れが生まれてくる。まるで「割れ筋はここだよここだよ」と教えてくれているようだ。斧をそこに打ち込めば一発。割れ筋が見える薪割りもなかなか悪くない。
、、、、、関係なく斧を打ち込んでも割れるけどね(笑)。

木は乾燥すると堅くなって強度が増すが、一般的にそれは含水率が30%を切る頃から。玉切りして1ヶ月くらいなら問題なく、むしろ割りやすいと思うのは私だけだろうか。

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2007
小割づくり

11/12



予定していた休日の薪割りが雨だったりすると、自宅で小割づくりに没頭する。
雨がしのげる自宅裏のわずかなスペースにイスと小さな薪割り台を置いて、ひとり黙々とコン、コン、コン。
小割づくりはこれからの寒い時期がよく似合う。すでに乾燥している薪棚から小さい径の小枝を選んで、イスに腰掛けてただひたすら手斧でコン、コン、コン。
乾いた音だけが響き、こんな静的で地道でひとり寡黙でいられる小割づくりが私は大好きなんだな。

ふだんは焚きつけに必要な分だけ、とりあえず今週くらいは持てばいいかなと思う分をその都度割る。不慣れな祖母が焚きつけたりすると1日で使ってしまったりして、すると帰宅後にランプの下でまた割る。
明日は仕事で遅くなるから家族が焚きつけ失敗しないよう多めに、、、
今リビングは大割が目立つから小割を増やしておこう、、、
などとあれこれ思いを巡らしながら、イスに腰掛けてただひたすら手斧でコン、コン、コン。


【 薪づくり・薪のこと | CO:2 | TB:0 | 00:30 】

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2007
原木の購入3

10/23



来年(2008年)のための原木購入だ。
私は前年のうちに薪を用意しておくスタイルを目指していて、2007年10月現在で用意すれば来年2008年10月のシーズンインで乾燥期間はちょうど1年になる。冬越えの薪ってわけだ。
ただそれでも足りないと思っていて、自分としてはもっと早く春のうちに用意して乾燥期間1年半を目指したいっていうのが理想なんだな。

さて、原木は5トン。
前回も前々回も見事なナラを中心とした原木購入だったが、今回はある程度の「広葉樹まじり」を了承しての注文。100%ナラだけでなきゃイヤだってのも調子良すぎるからね。
それにしても、
「ナラ、時々広葉樹まじり」
それとも、
「広葉樹、時々ナラまじり」?
微妙だ(笑)
割るに割れない小径や小枝も目立つ。

バックリと重厚な手応えの薪割りが楽しめるのがナラ。
ナラは割って楽しい、積んで嬉しい、焚いて満足。大好きだ。
様子を見て100%ナラだけで2トンばかり入手できないかと思案している。

【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 12:35 】

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2007
薪の重さを量る4

10/14

薪を雨ざらしにすることの効果について、雨ざらしの薪とそうでない薪で比較をしている。(「薪の重さを量る」)。

6月1日の実験開始から4ヶ月。
いよいよシーズンを迎えてどうなっているかという途中経過が下のグラフだ。



雨ざらしの薪が薪棚の薪を下回り始めた。これは実験開始時のもともとの重さからすれば当然なのだが、梅雨の間たっぷり雨ざらしにしても最後にはちゃんと乾くという証拠だ。薪は(乾燥の初期段階ならば)少々雨に濡れても構わない。私はもう疑う余地はないぞ。

ただ「雨ざらしの薪の方がよく乾く」とするにはまだ早い。この時点では乾燥していく本来の曲線カーブに戻っただけの話。
雨ざらしの薪はまだまだ減少傾向にあるから、今後さらに水分が減って2〜3ヶ月後どんなカーブを描くだろう。そこが楽しみだ。







今は同じ薪棚に収まっている「薪棚の薪」と「雨ざらしの薪」。
木口や切断面などの見た目の違いはご覧の通りだ。樹皮ではほとんど差がわからない。
面白いところでは虫の有無が違う。薪棚の薪は手にすると細かなアリや虫などが数匹表面を歩いているのを見つけることがある。木の成分や養分が目当てなんだろう。
雨ざらしの薪は皆無。虫がいるのを見たことがない。成分は流れてしまって美味しいものは何もないんだろうね(笑)


(追記)
------------------------------

蛇足だが留意しておきたい点。
これは「ナラ」についてのみの実験であること。
そしてこの実験ではどちらも1本ずつ扱われて通常の薪づくりではあり得ないくらい理想的な「雨ざらし」と「薪棚」であること。何立米もの大量の薪棚では通気とか湿気とか積まれた場所とか、また別の要素が加わる。

薪(木)の本来の性質と、それを取り巻く状況的要素。この2つを分けて考えて、ひとつひとつヒモ解いていけたらいいんだけどね。


【 薪づくり・薪のこと | CO:6 | TB:0 | 21:27 】

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2007
薪棚まで49歩

10/09



「薪の運搬」で書いた通り、我が家は少し高台にある。
路上に止めた軽トラからどっこいしょと薪を背負って、この階段を運び上げているのだ。

薪棚まで49歩。
うち階段が20歩。
軽トラ満載の1.2立米ほどの薪を運び上げるのに1時間は必要とする。往復すること30回か、40回か、50回か?そのうちただ無心になって最後まで数えられた試しがない(笑)
シーズン中は12立米とも、15立米とも薪を焚く。クレーンとか、滑車とか、スロープとか、あれこれ機械じかけに苦心はするのだが、結局は一輪車さえ使う余地がなく、我が家の住宅事情では人力あるのみ。
いつまでできるかな?
先のことはわからない。

唯一、軽トラを横付けできるのが車庫の薪棚だ。
自分が荷台に乗ったままドンドンと積み上げていける。薪棚まで0歩。これが一番。



一目瞭然。
これから薪ストーブの導入を考える人は、事情が許す限り軽トラが横付けできる位置の薪棚計画をオススメする。購入して運んでもらうにしろ、自分で作って積むにしろ、真面目に検討した方がよろしい。

【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 00:25 】

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2007
平衡含水率

10/03

木材を屋外で自然乾燥させていくとだんだんと含水率が下がっていって、やがて放湿と吸湿がつり合って水分がそれ以上増えもせず減りもしない状態になる。そこが「平衡含水率」だ。屋外にある木材はみな最終的にはここに落ち着いて平衡する。自然乾燥である限りこれ以下に乾燥することはあり得ない。
建築の世界では誰もが勉強することらしく、検索すると詳しく読める。

薪も屋外の自然乾燥だから同じことが言えるんじゃないかな。
乾燥させていけば限りなく含水率0%になるわけじゃない。薪を乾燥させるということは、平衡含水率を目指して乾燥させているってことだ。
その平衡含水率は季節とともに日本各地で異なる。それが下の資料だ。各地で含水率が一番低い月と、高い月で表されている。





薪ストーブユーザーなので何でも薪づくりに結びつけてしまう。
例えば、一番薪を焚きたい1月に福井では最も平衡含水率が高くなる。つまりどんなにガンバッテも自然乾燥である限り、この時期の福井では17〜19%以下の薪を手にすることはできない。
しかし同じ頃、関東とくに群馬の前橋では11〜13%の薪を手にすることが可能かもしれないのだ。同じ薪づくりなのに土地によって乾燥する度合いが違うなんてズルイじゃあないか?。
この約5%の含水率の差がどういうことになるかというと、一方では2kgの薪を薪ストーブにくべている間、一方では2kgの薪+100gの水を入れているってことになる。
やっぱりズルイじゃないか(笑)

なあんて、あまり鵜呑みにしないように。
ただ薪は理想的に乾燥すれば最終的に平衡含水率になるはずだし、こんな目安があるだけでも薪づくりに実感が生まれる。薪づくりの地域性、多様性みたいなものも感じられないかな。

【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 12:48 】

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2007
軽トラで薪運び

09/29

住宅地にある私の自宅には薪を十分に置いておけるスペースがない。
そこで考えた薪づくりのスタイルは、クルマで20分のところに薪置き場を借りてそこで薪づくりをし乾燥させ、焚く時になったら自宅の薪棚へ運ぶ。というもの。



この薪置き場なら1年分を一度に置いておけるし、何より日当りも風通しもいい。自宅に積んでおくより遥かに乾燥に適している。つまりここは薪を乾燥させるための「乾燥棚」だ。通気を考えてゆるく積むし適度に雨ざらしにもする。
自宅は焚く直前の「保管棚」だ。すでに乾燥しているんだからギューギューに積むし、雪や雨に濡れないようしっかりガードする。

というわけで、いよいよシーズンインだ。せっせと軽トラで薪を自宅へ運ぶ。写真くらい積んでだいたい1.2〜1.3立米くらいだろうか。





私の軽トラの場合、だいたい40cm超の薪がちょうど3列に並ぶ。(写真の白い軽トラは以前の同型のもの。玉切りして割った直後。)
この向きで積んでいけば左右のヨコ崩れは心配ない。後方だけに気を配ればよく、荷台シートで覆うので薪一本落ちたことはない。


【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 20:48 】

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2007
軽トラ

09/25

薪ストーブのある暮らしをしていると、どうしても軽トラが欲しくなる。
でもなかなか買えないものだ。軽とはいえ車検や維持費もバカにならない。駐車する場所もない。
だから今までは使いたい時に知人に借りて使わせてもらっていた。
でもやっぱり欲しい。自分の軽トラが。

というわけで、シーズン3年目にしてついに私も軽トラ購入に踏み切った。
もちろん中古の旧規格車を格安で探したわけだ。



平成元年式、旧規格の丸目のアクティ。しかも青。550cc、4WD、走行70,000km。
錆も少なく年式の割りに程度は上々。エンジンもすこぶる調子がいい。
価格は6万円。
ただ古いのでタイミングベルトとかマフラーとか交換すべき部品は交換しておいた方が長く乗れる。それで車検通すのに10万円近くかかってしまった(笑)。
とにかくしばらくはこれでバッチリ。まだまだイケるさ。

エアコンはもちろんない。軽トラの正しい乗り方は窓ガラス全開で片ひじ運転。風をいっぱいにうけて、昔のカセット入れて、ひた走るのがよろしい。

私の薪ストーブライフ、シーズン3は丸目のアクティを相棒にスタートだ。





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2007
雨ざらしの長さ2

07/13



40日目の雨ざらしの薪だ。
見た目だけでいえば好みの分かれるところだろうね。
これを眺めていて思うのは、雨ざらしによって薪の中の何が失われているのだろう?ということだ。
「油分が抜ける」とよく表現されるように、溶け出したり流れたりして失われている成分があるはずで、それが過ぎると火力に影響する、というのならば、いよいよ雨ざらしはほどほどでなくちゃいけない。

木の主成分はセルロース、ヘミセルロース、リグニン。これらが約90%以上を占めている。
残りの数パーセントが副成分で、樹脂や木の匂いの元となる成分やデンプンなどの糖分、カリウムなどの無機質など(全部を列記しないが)さまざまな物質が含まれているらしい。木の生々しさというか特性や個性にも関係する部分で、雨ざらしで流れるとすればこの副成分のことだよね。そもそも木は雨の日は葉っぱの細胞の弁を閉じて養分や成分が流れるのを防いでいるらしい。
また、ある興味深い記述があって、ナラ、特にクヌギはカリウムの含有量がとても多く、それが燃焼に作用して火力や火持ちに優れるのだという。そのカリウムも一般論でいえば水に溶けて流れる。

とするなら極端にいえば、雨に濡らさず成分を落とさず、割ってすぐ薪棚に保管して、乾燥しにくい分はキッチリ2年以上の時間をかけてやるのが火力の強い最高の薪をつくる一番の方法だ、という言い方ができてしまう。

「雨ざらしは乾燥に良い」
その一方で、
「雨ざらしは火力を落とす」
と考えるなら、
ちょうど良い答えはどのあたりにあるのか、それとも二者択一か。。。さて?

【 薪づくり・薪のこと | CO:2 | TB:0 | 18:12 】

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2007
雨ざらしの長さ

07/11

いくら雨ざらしが乾燥に効果ありといっても、やり過ぎはよくない。
「雨ざらしが過ぎると火力のでない薪になる」
とコメントを頂いた通り(「薪の重さを量る2」)、何事も丁度良いのが丁度良い。

ではいったいどこに最も効果的な雨ざらしの長さがあるのだろう?
そもそも雨ざらしが過ぎると薪はどうなるのか。
日光による劣化や、カビや腐朽菌などのいろんな微生物、細胞レベルでの分解とか、まさしくそれが「腐朽」に至るメカニズムであり、目には見えなくとも薪にはさまざまなことが起こっていそうだ。火力がなくなるという状態もこの腐朽に至るどこかの段階なんだろう。

目に見えて腐ってしまうのは論外として、火力が無くなる手前の、一番適当な雨ざらし期間。これを探りたいわけで、とりあえず私の当てずっぽうな感覚では、春に割る薪の場合であれば、割った直後から2ヶ月までのどこかに適当な長さがある。最大でも3ヶ月。半年は長すぎる。
というイメージを前提にしてあーだこーだと調べている。

雨ざらし期間の目安は雨量なのか。日数なのか。それとも薪自体に現れる変化なのだろうか。
例えば下の図は年間の各地の降水量だが、地域によって平気で2倍も3倍も違う。つまり雨量だけに注目するなら、あるところでは2ヶ月かける雨ざらしが、あるところでは1ヶ月で事足りるという推理もできてしまう。もっと想像すると、4月5月の雨量の少ない時期なら2ヶ月の雨ざらしもいいが、梅雨時では1ヶ月でも長過ぎる、とかね。
他にもいろんな可能性がありそうなのだ。




【 薪づくり・薪のこと | CO:0 | TB:0 | 11:52 】

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2007
薪の重さを量る3

07/05

薪の重さを量ることでもう一つ、含水率の計算をして遊ぶことができる。

まず目安になるのが繊維飽和点という考え方。グラフでいえば急カーブが横ばい傾向に転じる変曲点にあたると思われ、ここがどの樹種でもだいたい30%前後だというのだ。
これらの理由など、木の乾燥について詳しく知りたい人は検索すればたくさん見つかる。



30%前後というアバウトな数字なんだが、とりあえず私が現在やっている実験でいえば(「薪の重さを量る2」)、グラフはそろそろ横ばい傾向を迎えつつあるので、そこ(2.78kg)を繊維飽和点と仮定してみる。
(でないとこの記事が始まらないからね)
すると下記のような含水率の計算ができる。



つまりこの薪の全乾重量は約2.14kg。
そこから算出すると、この薪が薪ストーブに適した含水率15%になるのは、約2.46kg。
20%では約2.57kgということになる。
本当か?(笑)。根拠があるようで当てずっぽうな計算なのはおわかりだろう。
でも楽しみじゃないか。仮説を立証していく過程は大なり小なりこういうもの。薪の乾燥に対する捉え方やアプローチの話だ。
こんな目安を立てながら(楽しみにしながら)木を学びつつ、修正を加えていけば、いつか経験的にもっと確かな数字が出せると考えているんだ。

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2007
薪の重さを量る2

07/02



薪を雨ざらしにすることの効果について、実際に雨ざらしの薪とそうでない薪で比較をしている。(「薪の重さを量る」)。まだ始まったばかりでやっと最初の1ヶ月が過ぎたところだ。
それぞれの薪の重さを量ってその推移が下のグラフ。それはつまり水分の減少だ。
薪棚の薪は順調に水分が減っていくが、雨ざらしの薪は当然のごとく雨に大きく左右されているね。グラフの後半は降水量が多く、水分をたくさん含んだままだ。



梅雨入り前に雨ざらしを中止した方がいい、あるいは、晴天が少し続けばすぐ元に戻るのだからやはり雨ざらしでいいのだ、などいろいろ見方はあるだろう。
最終的には雨ざらしの方がよく乾く、という仮説がこの実験のはじまりだ。いずれ雨ざらしを止めてどちらも薪棚に納まってから以降は、雨ざらしだった薪の方が水分の減少率は大きくスピードも早いのではないか。それが雨ざらしの効果なのではないか。理由は最近の私の記事の通り。

・・・もっと日数が立たないと何もわからないね。まだまだ様子を見て行かなければならない。


もうひとつ注目しているのは、乾燥から自由水がほぼ抜けて含水率30%前後の繊維飽和点に達するまでの期間のことだ。それはグラフが右下がりの急カーブから横ばい傾向に転じるあたりで判断できる。
それが「薪材屋外乾燥に就いて」では最初の約2ヶ月だと推論している。これに一致するのかどうか。自由水があるうちが雨ざらし期間だというこれも仮説なのだ。
今回の場合、原木を玉切りしたのが4月21日。割らないで乾燥させていたが割ったのは5月末。すると6月の下旬あたりが乾燥から約2ヶ月ということになる。
さてさてどうだろう?

とにかくまだちょうど1ヶ月。途中経過だ。
天候に左右されながら水分が減少する様子は見てとれるね。

【 薪づくり・薪のこと | CO:6 | TB:0 | 00:14 】

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